
俺は王だ__。
この世界で目覚めた時、すでに俺は王として君臨していた。
国王の長男としてこの時代に生まれ、王子として偉大な父の背中を見ながら逞しく成長していった…。
そんな話じゃないぜ。
目覚めた時俺は巨大な木に貼り付けられていた。虫の息な俺を見つけた人々が群がり始め俺を木から降ろす。
彼らはなぜか一同に、泣きわめくわ喜び狂うわと異様な光景だった。

「復活祭」とやらを終え、後から聞いた話によると俺は、現国王に処刑された前代の王だったらしい。心臓を槍で突き刺されて確実に死んだはずだ、と。
おかしいな…
俺が国王だった記憶なんて全く無い。
記憶喪失なのか?朧げに覚えているのは確か、何の面白みも感じない人生を歩んでいた俺。
最後の記憶は…
モテない童貞だった隠れゲイの俺が人生で初めて男に口説かれて喜んだのも束の間、初対面でホテルに連れてかれて…ハメ撮りさせてくれとかいきなり言い出して…半ば強引に犯されながらビデオに撮影されて、、、
俺、ホテルの窓から飛び降りて死んだ…のか?
嫌だ。
これ以上もう思い出したくない。
とにかく今の俺は、
復活を成し遂げた「神の子」だと民に崇め奉られる存在となった。
あ、俺を処刑した現王はサクッと処刑しといたぜ☆
そんなこんなでこの時代に「復活」した俺。
いや、「転生」したと言うべきか…
過去の記憶やこの世界のこと、分からないことだらけだが王になっちまったんだからしょうがない。
「転精王👑」としての、
俺の物語が幕を開けた___。
第Ⅱ章 そういえば、この世界について少し分かったことがある。転生して目覚めてからずっと気になっていたことだが、
この世界には女がいないんだ。
王国内だけでなく村や海・山など探したが一人も見つけられなった。
聞くにこの世界…いや、地球が誕生してからオス♂・つまりチンポが付いている”男”しか存在しないらしい。
従って性の対象も男。男と男が結婚し、男が子供を産み育てる世界のようだ。
性行為方法については聞けなかったが、どこかに女性器が付いてるわけでも無いので普通にアナルセックスで妊娠するのだろう。むしろアナルは立派なマンコ♂ということか。
なんだこのパラダイスは!
最高過ぎる…神様ありがとう!!
男だけの世界で王様として産まれたからには、
ヤることは決まっているよな♂
へへへ……♡
第Ⅲ章 本当かどうかはさておき、この世界の歴史について興味深いことを耳にした。
この、オス♂だけが存在する世界…”雄々しき世界”は、厳密には地球誕生からこの姿ではないという一説があるらしい。
つまり、この世界♂の前の世界があったというのだ。
この言い伝えによって、かつて存在した性別 ”女”を知る者も少なからずいる。
たしかに、最初から”男”という性別しか無いのだとしたら…
”男”という言葉も、さらには”性別”という概念すら存在しないはずだ。
しかしこの世界の人々は”俺たちは男だ”と言う。転生してからずっと引っかかっていたのだが…そういうことなのか。
この世界の前身はきっと、
俺がいた前世のノンケ世界だ。
俺のいた前世から、なぜ今の”雄々しき世界”に変貌したのか______。
それはまだ謎のままである。
まあ、分かんないこと考えても無駄だし、
今日も男遊びに行こうっと♪
Thank you V⚡️much everyone!!







