どんな相手も発情させてしまい、
強制お見合い♂状態?の修羅道を抜けた男。
ついに真実の愛を以って卒業すべく、ヲトナ💪🏾の階段を猛ダッシュで駆け上がる。
その名は……サワラレ球児⚾
🔺太陽 🔺サワラレ
「おい、サワラレ〜!
何で先帰ってんだよ〜!」
「ん? お、太陽じゃん。どした?」
「どしたじゃねぇよ、お前が週末泊まりに来いって言ったんだろ?」
部活終わりに1人で帰ろうとしているサワラレは学校を出たところで後ろから大きな声で名前を呼び止められ、呼んだ本人は部活終わりで疲れているだろうに荷物を沢山持ったままバタバタと走りながら近付いて来る。
「あ?そんな事言ったか…?」
「覚えてねぇのかよっ!
バ…、バスん中のが良かったから…っ!
今度は俺ん家でって言ったのお前だろ…///」
若干ドモりながら恥ずかしそうに言う太陽の声がどんどん小さくなるのを見て、ドキッとしたサワラレが言葉を失い呆然としていると太陽が続ける。
「ぇ…なに、本気にして喜んでたの俺だけかよ…」
部活と走った疲れが一気に出たのか、肩に掛けていたエナメルバッグ地面に下ろして落胆する太陽。
自分と過ごせない事にこんなにショックを受けている太陽に可愛さを覚えるサワラレ。
「いや、別に来んなとか言ってねーだろ?
ウチ、父親も母親も帰り遅ーから多少騒いだって何も言われねーし…さ///」
自覚のない下心から両親の帰りが遅い事を伝えて、チラリと太陽を見ると太陽もふぅん…と気にしない振りをしていたが期待が表情に出てニヤニヤとしていて、身体が熱くなり、部活で疲れ切っている筈の足が心なし早くなる。
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「ただいま〜」
「お邪魔しまーす」
普段通り靴を脱ぐサワラレだが、玄関が閉まった瞬間、太陽にバックハグされ…
「ちょっ!
おい、何して…」
「いーじゃん、誰も居ないんだろ?」
そう言って器用に後ろからサワラレのベルトを外し、ズボンを下げようとする太陽。
「お、お前っ…焦り過ぎっ!
こ、ココでやる気かよっ!」
「焦ってんのはサワラレのほーだろ?
いーじゃん、ちょっとだけだって♡」
「このっ…エロ猿!!
だ、ダメだろっ!こ、こんな所で…///
もし親が早く帰ってきたら即バレすんじゃ
ねぇか!」
「サワラレ… なぁ、ちょっとだけ!」
「だーめ!
俺の部屋までもーちょい我慢しろって…な?///」
「(チェッ)……分かった」
外されたベルトを握り死守しながら太陽を説得して自分の部屋に案内する。
待て状態の太陽は多少不満そうだが、そんなに自分としたがってるのかと思い勝手に照れるサワラレであった。
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「んっ❤︎んちゅぅ❤︎んぢゅっ…❤︎
んはぁ♡んんぅ♡んっんっ…んちゅー♡♡」
ついにプレーボール…!!
サイレンが鳴り響く______。
後編へ続く_______。